J2第2節 対サガン鳥栖戦@三ツ沢

tatsumine2006-03-11

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高木監督*1の初陣となるホーム開幕戦の鳥栖戦。チケット値上げの影響も在り4000人強の観衆がコールもなく見守った戦いは、お互いチャンスの多い試合も横浜の決定力のなさと相変わらずの菅野のネ申セーブでスコアレスドロー。惜しくも高木監督は初陣を飾ることはできませんでしたが、積極的な選手交代でゲームを作っていこうという姿勢は見られました。

横浜FC 0(0-0)0 鳥栖

  • 入場者数4124人
  • 警告
    • 横浜 小野(15分)
  • 出場選手
    • 横浜 GK菅野、DF小野、トゥイード鄭容臺、中島、MF吉武(87分 富永)、山口、吉野、アウグスト(75分 内田)、FW城、三浦知(67分 北村)。<サブ>GK小山、DF早川
    • 鳥栖 GK田中、DF衛藤、金裕晋、飯尾、高地(80分 吉田)、MF山城(77分 濱田)、高橋、尹晶煥、山口(69分 廣瀬)、FW藤田、鈴木<サブ>GK浅井、MF村主

12:30ころ三ツ沢に入ると昨シーズン終了までとは違いずいぶんと客足が遅いイメージ。入場ゲートでは岩倉他スーツ姿の選手がマッチデープログラムを配布してくれました。最初気づかなかった…。
さて選手が一人一人入場してシーズン開幕セレモニー。ばかGMの挨拶のときは大ブーイングと思ったら完全シカト攻撃でした。

さてコールのない中試合開始。鳥栖菅野の得点力を恐れてGK富永を封印、田中を投入してきました。しかし試合はまさに菅野ショー。

ゲーム序盤横浜は、右サイドを中心にゲームを作ります。というか左サイドはルイス「さぶちゃん」アウグストがすっかり中に絞ってトップした状態のためになかじ一人で左をケアする状態のため、右サイドでしかゲームが作れません。
それでも2分、なかじのスローインからすばやく展開し、再びなかじへ、左からのクロスをカズがシュートするもGKがはじきます。

鳥栖攻撃は横浜の攻めが精度悪く跳ね返されてからのカウンター。特に右サイドのちびっ子山城がかなり勢いよく攻め込んできます。
今年の試合展開で印象に残ったのが審判のゲームコントロール。6分には左サイドを攻め込まれたシーンでなかじが山城をショルダーチャージで止めた場面。これを主審偏見もとい辺見さんはノーファール。このシーンに代表されるように、肘打ちやシミュレーションへの処分は厳しくなったものの、それ以外のボディコンタクトについてはかなり寛容に流していたように思います。これは以前も聞いていたので今シーズンの基本ラインになりそうです。

さて試合は、7分右でカズキープしたボールを吉武が受けてシュートも左へ。12分には城のキープを吉武が受けてクロスを放つもGKがキャッチ。17分にはまたも城のキープから吉武が思い切りよくシュートを放つもゴール左へ。今日の吉武は右サイドで再三チャンスに絡みましたが、クロス、シュートともフィニッシュの精度が悪く、やはり左サイドの方が水があっているように思いました。

序盤を過ぎると徐々に互角の展開に持ち込まれます。16分には右サイドで不用意なパスミスをカットされシュートに持ち込まれますが菅野が右手はじき出します。今日の菅野はすばらしい反応。6度の決定的な場面で失点を防ぐ活躍でした。
その後も横浜が何度もチャンスを作りますが、やはり決定力不足とクロスの制度の悪さは否めません。
さらに今日は真ん中で山口と組んだ吉野がほとんど前へのプレーに絡むことがありません。
前半最後のチャンスは46分、吉武が素早い展開から真ん中のアウグストへ。アウグストのシュートは左上に外れました。おしいシーンで前半終了!

さて後半開始からチャンスを作ったのは横浜。2分には右CKが左へ流れてそこをなかじがクロス気味にシュートを放った場面。これは相手が手で止めますが、主審が流します。今日納得できない判定はこれくらいでした。
それ以外は序盤鳥栖に攻め込まれますが菅野がまたも水際で防ぎます。
22分にはエゴイスティックながらまずまずの動きを見せていたカズに代えて北村を投入。
目立たなかった吉野は23分ルイスのパスミスを拾われたカウンターからシュートを放たれたもののぎりぎりではじき返します。
鳥栖も中盤の山口に代えて廣瀬を投入。攻めに出ますが、ここも菅野がきちんと対応。お互い攻め切れない場面が続きます。30分にはルイス・アウグストに代えて内田を投入。内田は投入直後から右サイドで再三チャンスを作りました。やはり中盤は吉野より内田でしょうね。

そして後半2回あった惜しいプレーは、ルイスから内田への交代の直後、北村の左からのクロスをファーで吉野がボレーシュートを放ちますが、これはGKがキャッチ。そして33分右CKの流れから2本の惜しいシュートを経て最後は鄭のヘディングがゴール左を掠めたプレーでした。

42分には途中出場のうっちーがボール奪取から抜け出しシュートまで持ち込みます。中では城がフリーでしたが、積極性はよかったです。その直後吉武に代えて富永投入。3トップに変更しますが、この後富永を狙ってロングボールを当てるプレーがあまり見られなかったのは残念なところ。攻撃オプションについてはまだまだ、といったところでしょうか?

結局そのままスコアレスドローで終了。
しかし試合終了後は必死に戦った選手にバック、ゴール裏、メインとも暖かい拍手が送られたのでした。

  • 菅野 7.0:文句なしマンオブザマッチ。敗戦の危機を救った。
  • 小野 6.0:機をみたオーバーラップは効いた。
  • トゥイード 6.0:スピードの衰えをフィジカルでカバー。
  • 鄭容臺 5.5:あのシュートは決めて欲しい。DFは及第点。
  • 中島 5.0:サブちゃんのフォローに四苦八苦。しかし思い切りの良さがまだ見られない。
  • 吉武 5.5:右サイドはミスマッチ。やはり左で生きる。
  • 山口 6.0:今日は球際でよく粘った。
  • 吉野 5.0:シュートのディフレクトとボレーのシュートミスでしか目立てず。
  • アウグスト 5.0:この人使い方難しいと思う。少なくとも横浜向きじゃないかな?
  • 城 5.5:今日はほとんどシュートチャンスを作れず。ボールを落ち着かせるのに奔走。
  • 三浦 5.5:アグレッシブでエゴイスティックなプレーはよかった。
  • 北村 6.0:途中交代で流れを作った。
  • 内田 6.0:頭から見たい。
  • 富永 5.5:戦術の浸透がなく何もできず

あ、そうそうオフィシャルで全然更新がないグッズ類ですが、

  • ユニフォームは売店の人に聞いても、「情報すらない」状態。
  • コンフィットシャツがユニタイプのもの2種類。ナンバーつき(KAZUのみ)とないもの。ナンバーつきは去年のプレーヤーズTシャツ風デザイン、ないものは水色基本でサイドが白の切り替え
  • Tシャツはそのほか3〜4種類新製品が。
  • ポンチョがやっとモデルチェンジ。青色になりました。

*1:本人いわく「暫定監督」