J2第15節 対ベガルタ仙台戦@三ツ沢

ろぺす ろ〜ぺす

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横浜FCは、ホーム三ツ沢で3位ベガルタ仙台と戦い、不安定なジャッジに苦しめられながらも退場により数的優位を得て、優勢に試合を進めましたが、引いた相手にゴールを奪えずにスコアレスドローに終わりました。

首位柏も退場者の出た鳥栖に2点差を追いつかれたため、勝ち点、得失点差で並び得点数で2位につけています。

横浜FC 0(0-0)0 仙台

  • 14:04キックオフ 横浜市三ツ沢公園球技場 入場者数:5,878人仙台さんありがとう
  • 警告
    • 横浜 アウグスト(44分、89分)、鄭(55分)
    • 仙台 熊林(28分)、菅井(39分)、ボルジェス(83分)、高桑(87分)
  • 退場
    • 横浜 アウグスト(89分2警告次節お休み)
    • 仙台 千葉(53分)
  • 出場選手
    • 横浜 GK菅野、DF小野、早川、鄭、中島、MF内田、山口(56分 吉武)、吉野、アウグスト、FW城、三浦(67分 北村)。 <サブ>GK小山、DF室井、MF金澤
    • 仙台 GK高桑、DF菅井、木谷、白井、村上、MF千葉、熊林、梁勇基、チアゴネーヴィス、FWロペスロ〜ペス、ボルジェス(85分 中田)。 <サブ>GK萩原、DF渡辺、MF磯崎、FW萬代

試合前、仙台・ロペスの新応援歌「ロペス、ロ〜ペス」にはクラクラきましたね。一度見て、ゴール裏が何か揶揄したら、アンコール。それに対して「気持ち悪い!」コールには笑いました。

序盤仙台は右ロペス、左チアゴネーヴィスという前回とは逆のサイドでスタート。1分、中盤まで下がった城が左サイドアウグストから受けたボールをミドルシュート。これが1stシュートでした。
仙台は2分、左サイドのロペスから中のボルジェスを経由してボールが渡った右サイドのチアゴネーヴィスをアウグストが倒してFK。チアゴネーヴィスのFKはニアでDFがはじき返す。しかし前半仙台のチャンスは、この場面と4分早川がボルジェスを唯一取り逃がして右に展開されファーのロペスがクロスにヘディングでシュートを放ち左に外したシーン、33分の右サイドへ素早く展開されシュートまで持ち込まれたシーンくらい。ほぼ横浜が試合を支配します。

逆に横浜は、5分吉野のミドル、アウグストのFK、7分サイドチェンジのパスを受けたうっちーの右サイド展開からトモキチのクロスの流れを城がミドルと次々とチャンスを作ります。
8分には、左サイドのアウグストの突破から城、中のカズと渡りさらに右サイドのうっちーへ、うっちーのエリア内でのフリーのシュートが枠を外し、11分にはアウグスト倒されたFKを本人が蹴ったものの、高桑がファインセーブではじき出すという惜しいシーンも連続。

DF陣もブラジルトリオをしっかり押さえ、16分にはチアゴネーヴィスからのカウンターのフィードをボルジェスと併走したヨンデがバックヘッドで防ぐファインプレー。早川とともにボルジェスをしっかり封じます。

27分には直前のプレーでまたぎフェイントで相手を交わしクロスを供給したカズが、今度はカウンターに抜け出したところ熊林に倒されて、相手にイエロー。カズは30分にもFKからの展開に左からの流れでエリア真ん中でバイシクルの体勢に入るもシュートしきれず、といいプレーを見せます。
しかし今日のFW2人は正直サイドに流れることが多く、真ん中にクロスが上がっても中にいるのがうっちーでは…。


さて主審池田は、序盤こそ無難なジャッジだったものの、試合が白熱するにつれ自らもコントロールを失い、不安定なジャッジを連発。44分には右サイドに流れたアウグストが相手にプレスを受けてフリーボールになりかけたところで犯したプッシングに対してイエローを提示して、後半に不安を残す展開。


0-0で終わった前半を受けて、仙台は前目に修正。正直序盤15分はやばかったです。開始50秒、左サイドで横浜のファールから素早く展開し、ロペスがクロス気味のシュート、これは菅野がキャッチするも、その後連続してCKを与えるなど攻め込まれます。
流れが変わるかと思われたのが8分、真ん中でボールキープしたアウグストに対して仙台・千葉がバックチャージ。このプレー、イエローかと思ったら主審池田は自信満々にレッドを提示。正直千葉にはかわいそうな退場だと思いました。その時は…。
ところが12分大分疲れていたらしいヤマに代わってツヨが入り、うっちーが中に入ってからも、仙台は後ろの日本人がカウンターの意識を強めたためか攻勢。CKからのカウンターで左サイド梁が抜け出し、中央のロペスにクロス、シュートは右に外れましたが、この後もロペスとボルジェスのコンビネーションからシュートを放たれるなど危ないシーンが連続。

しかし15分過ぎからは再び横浜の展開。アウグスト、吉武が積極的にクロスを上げますが中にターゲットがいない。横浜は前半からいい感じでクロスも上がるし、FK、CKのチャンスも多かったのですが、いかんせんスティーブンがいないとターゲットはフィニッシャーの城だけ、というのが苦しいところです。正直富永の頭が欲しかったですね。

22分にはカズに代えて北村が左サイドに入りアウグストがトップ。直後右サイドに流れたアウグストのミドルはGKキャッチ。
するとお返しとばかりに中盤でボールを持ったロペスがシュート。枠に飛びますが、これはスゲが左手1本でネ申セーブ。27分、28分にもカウンターで左サイドを破られます。この時間、なぜか一人多い横浜が耐える時間です。

30分過ぎからはまたも横浜ペース。
しかし32分にシンジラレナイシーンが。左サイドを突破した北村がキーパーをかわしてシュート放とうとするところをGKに足を払われて倒れたのですが、これを主審・池田が躊躇なく流し、スタンドから罵声を浴びます。
しかし攻勢の横浜、34分には素早く右への展開でツヨのシュートをGKはじくがアウグストつめ切れず。36分にはCKからこぼれ球を吉野がミドルを放つもこれがポストへあたりこぼれをアウグストが左からクロスを放つも跳ね返されるおしいシーン!!!
40分には左サイドボール受けた北村がサイド駆け上がりシュートも惜しくも外れる、惜しい!!!42分には左サイドなかじボール持ち込むがシュート打ち切れずゴールキック

そして惜しいシーンが続いたところでまたしても決定機を審判に阻止されます。44分左サイドからなかじが真ん中流れ、ボールを受けたのですが直前のプレーで笛を吹き試合止められます。またも会場は罵声の嵐。すると千葉退場の帳尻あわせとばかりに46分、アウグストに2枚目のイエローで退場。このまま前半後半とも主審に試合をグダグダにされ、最後は仙台の猛攻をしのいでスコアレスドロー


正直主審が誰でも、スコアレスドローは妥当な結果だったと思いますが、せっかくの好カードを主審に汚された印象の強いゲームでしたね。

ゲーム後は国大のそばのガストでお茶して、観戦仲間のご実家でラーメン。大和市西鶴間の「国分」。細麺の尾道ラーメン。背脂たっぷりで大満足。超オススメです。

さて採点です。

  • 菅野 6.0:いつものようにふつうにネ申セーブ。
  • 小野 6.0:バランス取りにつとめながら機を見て攻め上がりを見せた。
  • 早川 6.5:今日も安定したディフェンスとフィードでボルジェスを封殺。
  • 鄭 6.0:早川とのDFラインは完璧。
  • 中島 6.5:前半はDFに後半は攻撃に魅せた。チャンスは決めてほしかった。
  • 内田 5.0:思い切り悪く、自分の特性を引き出せず。
  • 山口 6.5:すばらしい出来。足を痛めて交代したのは痛かった。
  • 吉野 6.0:久々の出場ながら安定していた。
  • アウグスト 6.0:攻守の要になっていた。持ちすぎは持ち味だからしょうがないが、退場は余計。
  • 城 5.5:いつものように攻撃の要になっていたが、決めきれず。
  • 三浦 5.5:攻撃のアクセントを付けたが、仕事は出来ず。
  • 吉武 6.0:途中出場でリズムを変えた。
  • 北村 6.0:決定的なシーンを作り出したが、結果は出せず。

試合の内容よりも「ロペス ロ〜ペス」に関するボリュームの方が多いような…