ワールドカップ あと8試合

ドイツ 1(PK4-2)1 アルゼンチン

アルゼンチンは圧勝できる可能性もありましたが、FWの組み合わせ、選手交代に失敗、後半なりふりかまわず勝ちにきたドイツに追いつかれてペナルティシュートアウトの末敗れました。
私的優勝候補がオランダに続いて敗れてしまいました。あとはブラジル、ポルトガルにがんばってもらうしか…

アルゼンチンは、クレスポテベスの2トップ。しかしテベスは左サイドに張り付いてボールをもらうことしかせず裏に抜ける動きが少なく、代わりにクレスポが走り回るという展開。メッシーかサビオラだったら、前半で先制できたのではないかな、と。

しかし前半のポゼッションはほぼ7:3でアルゼンチン。後半も同じ布陣でスタートした4分、やっとアルゼンチンに先制点。リケルメの左CKをニアでクレスポがスルー、中で待っていたアジャラがかんたんに合わせてゴール。
しかしアルゼンチンにもアクシデント。24分クローゼの幅跳びでの飛び込みで内臓系をいためた恐れもあるGKアボンダンシェリが交代してしまいます。

そして27分、守備固めのつもりかリケルメに代えてカンビアッソクレスポに代えてクルス。対するドイツは美しいサッカーを捨ててシュバインシュタイガーをあきらめてボロブスキーを入れて高さで勝負。
早くも3枚のカードを切ってしまったアルゼンチンは後がないのですが、結果的にこの交代が明暗を分けました。

35分バラックの右からのクロスをボロブスキーが中央で頭でさらに前へ。そこへまた幅跳びで飛び込んできたクローゼが決めて同点に追いつかれます。こうなると攻めの起点を失い、交代カードも切れないアルゼンチン、ドイツのカウンター合戦に付き合う羽目になり、結局ペナルティシュートアウト

こうなると本能でセーブするレーマンの真骨頂。アジャラカンビアッソのキックを見事にとめてドイツが準決勝へ。

ドイツ ○ノイビル バラック ポドルスキー ○ボロブスキー
アルヘンティン ○クルス ×アジャラ(saved) ○マキシ ×カンビアッソ(saved)

アルヘンティンはリケルメを中心にクラシカルでいいチームを作ってきました。しかし今大会では1トップを封印してのぞみ、最後に痛いしっぺ返しを食らう結果になってしまいましたね。残念です。

イタリア 3-0 ウクライナ

しかし核沢でなくてもテレ朝の放送はひどい。
シェヴァカンナヴァーロをチームメイトにしてしまって松木に指摘される始末。松木松木で根拠の良く分からないイタリアびいきはなんなんだろう。
試合はイタリアペース。
6分トッティザンブロッタのワンツーからザンブロッタが抜け出してグランダーのミドルシュート、これが右隅に決まってイタリア先制。
ウクライナも先制されたあとDFを1枚削って3-5-2にしてシェフチェンコを中心にイタリアを崩そうとするもブッフォンの好守に阻まれます。

後半もイタリアペースは変わらず、13分のウクライナの波状攻撃をブッフォンとDFの粘りでいなしたあとの14分、ショートコーナーを中でカンナバーロがスルーしてファーに飛び込んだトニが決めて2点目。

さらに24分左からザンブロッタがエリア内まで持ち込んでGKも引き付けたところで中でフリーで待つトニヘ、トニは流し込むだけ。これで勝負ありです。

さてこれで準決勝の1試合はドイツ vs イタリアに決定。
ドイツはオドンコールサスペンド。イタリアは、カードがなくベストメンバーで望めます。どちらが勝ってもおかしくない本気の試合が望めそうです。