J2第35節 対ベガルタ仙台@ユアスタ

横浜FCは4位ベガルタ仙台とアウェイ・ユアテックスタジアム仙台で戦い、劣勢の中前半のうちにセットプレーからアレモンが先制、後半ボルジェスの個人技で同点にされますが、その後のベガルタの猛攻をしのぎきり1-1のドロー。
柏が前日に敗れていたため、勝てば首位に立てた横浜ですが、神戸に総得点数で上回られて3位に下がりました。しかしアウグスト、内田を欠く中で大きな勝ち点1を取れたと思います。
ちなみに第3クール4勝4分でまだ負けなしです。

横浜FC 1(1-0)1 仙台

  • 19:04キックオフ ユアテックスタジアム仙台 入場者:15,239人
  • 得点
  • 警告
    • 仙台 菅井(79分)
    • 横浜 鄭容臺(28分)、山口(84分)、吉武(89分)
  • 出場選手
  • 仙台 GK小針、DF菅井、木谷、丸山、磯崎、MF梁勇基(82分 中島)、千葉、熊林、ロペス、チアゴ・ネーヴィス(65分 大柴)、FWボルジェス。 <サブ>GK高桑、DF池田、MF富田
    • 横浜 GK菅野、DF小野、早川、鄭容臺、小林、MF崔成勇(70分 坂井)、山口、吉野 、滝澤(60分 吉武)、FW城(74分 三浦)、アレモン。 <サブ>GK小山、DF室井

(TV観戦)
視聴可能なJSPORTSは試合終了直後の21:05からの放映のため速報メールも含めてすべての情報をシャットアウトして放映に望みました。

調子が上がらず3位神戸との差もじわりと開きつつあった仙台は、第1クールの好調時の布陣に戻し前節から4人を変えてきました。対する横浜は、前節負った捻挫のため出場が危ぶまれた早川がしっかりとスターティングメンバーに名を連ね、出場停止のうっちーの代わりには怪我から復帰の吉野が入ります。前節の4-1-4-1から今日は4-4-1-1。両翼もかなり引き気味にチアゴ・ネービス、ロペスをケア。ちなみにレフェリーはワールドカップ主審の上川さん。

試合開始序盤から仙台がペースを握ります。1分右の菅井から梁のクロスはDFが弾き返し、2分チアゴ・ネービスから中のボルジェスへのクロスはトラップが大きくなったところをすかさず蹴りだします。

引いて守りを固めて最終ラインからのフィードとサイドへの展開に活路を見出す横浜は4分、トモキチのカットから左へ開いたアレモンへ、アレモンは中へ流れてロングシュートもゴール左へ。
10分には左へ流れたアレモンから前のタッキーへボールが渡り、切り返しでかわしたタッキーのクロスはファーで待つソンヨンが叩きつけるヘディングシュートしかしこれはわずかに枠の上へ。
続いてスローインの流れからソンヨンのクロス、こぼれを山口がミドル、これはDFに跳ね返されますが、さらにハヤがスルーパスを送りますが、これは誰にも合わず。劣勢の中でも着実にチャンスを作っていきます。

その後もブラジルトリオの個人技で押し切ろうとする仙台に対して、横浜はセンターをしっかり固めて対応。
17分には小林から外のタッキーへ、1人かわしてのクロスはゴールラインを割りますが、滝澤の突破はやはりかなり効いています。
しかし、ブラジルトリオの突破はやはり厳しく、28分にはボルジェスが抜け出そうとしたところヨンデがユニを引っ張って止めてイエロー、これで通算11枚目、3試合リーチですか?


30分アレモンとタッキー、36分アレモンとソンヨンでチャンスを作った横浜は、39分タッキーの右からのCKを中でアレモンがショートバウンドを低い位置で合わせてゴールに流し込み先制!耐えに耐えた横浜が先制します。アレモンはこれで7試合7得点。
その後もブラジルトリオ中心に攻撃を続けた仙台ですが、DFラインと菅野の活躍もあり前半は1-0と1点リードで終了。


後半もやはり仙台攻勢でスタート。6分にはいいところからのFKを前を向いたヨンデがちょん蹴りし、壁になっていたヤマさんが反転してシュートも枠へは飛ばず。
横浜は攻撃時は城が1トップ下になっての4-3-3、守備時は城もDFにさがりサイド2人もウィングバックの位置へ下がる4-4-1-1になるシステムですが、今日は城のコンディションがいまいちでほとんどボールに触れず、くさびとタメの役割を果たせませんでした。

13分にはやはりブラジルトリオの個人技にやられます。チアゴ・ネービスからの中のボルジェスからのパス、ヨンデが素早くカバーには入りますが、ボルジェスに押さえつけられて、そのまま反転してシュートされてこれが決まって1-1の同点。


ここですかさず疲れの見えたタッキーからツヨにチェンジ、そのツヨは18分ソンヨンから右のアレモンへ、アレモンが粘ってあげたクロスを吉野が倒れこみながらすらしてこぼれを吉武が右足でシュートもこれは惜しくも枠を外します。直後にはトモキチも右深くからクロス、これにニアでアレモンがヘッドであわせますがサイドネット。交代選手が活躍します。

25分には直前に千葉に足を踏まれて痛んだソンヨンに代わって坂井が入り、ツヨが右サイドへポジションチェンジ。フレッシュになったサイドに続いて、29分にはピリッとしなかった城に代えてカズ。

その後も仙台の攻勢は変わりませんでしたが、38分のアレモンから右ツヨの突破、40分ツヨから坂井へのサイドチェンジからCKゲット。このCKをカズが蹴りファーで早川がクロスも小針がキャッチ、と時間を使いながらもカウンター。

最後はツヨが遅延でイエローをもらいながらもしっかりと守りきり、1-1で試合終了。守りきれなかったのは残念でしたが、主力が欠けた中での勝ち点1は評価していいと思います。惜しむらくは城のできが悪かったことでしょうね。

さて次節はまたアウェイですが、曽田とフッキを出場停止で欠く札幌戦。勝ってホームに帰ってきてもらいましょう。
さて採点です。

菅野 6.5:相変わらずネ申セーブと落ち着いたポジショニングがすばらしかった。
小野 6.0:攻守にわたり安定していた。
早川 6.5:捻挫を押して出場も好守に活躍。
鄭 5.5:失点時はボルジェスを抑えきれず。
小林 6.0:ロペスとのマッチアップは互角。予想以上の出来。
崔 5.5:アレモンとかぶったシーンは惜しかった。空回りが見られたのが残念。
吉野 6.0:久々の出場ながら安定していた。
山口 5.5:やはり狙われるとつらい。致命的なパスミスもあり残念。
滝澤 6.5:交代まで効いていた。もう少しスタミナがあればなぁ。
城 5.0:くさび、タメとも作れず、DFに奔走。残念。
アレモン 6.5:さすがの先制点も、その後は仙台DFラインをかいくぐれず。
吉武 6.0:サブで入って役目を果たした。
坂井 5.5:相変わらず落ち着いたプレー。
三浦 5.5:もう少し早めに入れても良かった。前線でためれる存在。

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