淳吾片道切符

tatsumine2006-12-06


クラブから今メールが来ました。

契約非更新選手のお知らせ

横浜FCは、水戸ホーリーホックに期限付きにて移籍していました、河野淳吾選手について、来季の契約を更新しないことをお知らせします。

ジュンゴは、2003年に広島からレンタル移籍でやってきて、レギュラーポジションを獲得、22試合に出場して1得点。この得点はくしくも現所属の水戸戦でした。それも2003年10月11日、ゴール裏が統一され、シンギがもっと寄れと手振りをした、あの水戸戦の先制点をCKからのヘディングで奪ったのが河野でした。

翌2004年もレンタル延長し、27から背番号も14に変わり18試合に出場。トゥイードの加入でレギュラーポジションは失いましたが、貴重な戦力としてサブで活躍。

2005年は広島から晴れて完全移籍して、サブとして活躍。このシーズンは19試合に出場して2ゴール。あとで述べる仙台戦でのドラマチックなゴールがハイライトでした。この年はなかなか本職のCBで使われることなく、足達前監督の迷采配で左CBなどでプレーさせられ、苦心のシーズンとなりました。
そしてシーズン終了後、水戸へのレンタル移籍が発表されたのでした。シーズン最終戦後、「来年はいないんです。」と泣きべそ顔でぼくの観戦仲間に遺跡を伝えたというエピソードもあります。

本職のCBとしてだけでなくボランチ、SBとして、またパワープレー時にはFWとしてもプレーし、2005年4月2日のアウェイ仙台戦では、2-2の場面で、CKからのポストの跳ね返りを地を這うようなヘディングで勝ち越しゴールを上げるという素晴らしいゴールを決めています*1

それだけではなく、新加入の年の2003年7月26日大宮戦では開始1分にエリア外に飛び出して相手を止めてスゲが一発退場、当時リティ監督は控えGKをおいていなかったため彼がGKとなってゴールマウスを88分守ったことまであります。しかもカウンターとFKから3失点したものの本職顔負けのプレーでした。


ディフェンダーとしてのプレースタイルはとにかくマンマークに優れ、一度食いついた獲物は逃さない、というプレー。2004年4月10日アビスパ戦でのベンチーニョへのマークは彼のディフェンダーとしてのハイライトです。

リードした局面で福岡ベンチーニョ、仙台バロン、甲府バレー、京都アレモン&パウリーニョといったキーマンをマークさせると大変心強いプレーヤーでした。
野次の激しいサポには思わず向かって行ってしまう、アツい性格でしたが意気に感じるプレーヤーでもありました。

なにより彼がゴールを決めた3試合はいずれも勝利しているのです。

水戸からは発表がないので恐らく完全移籍になると思います。
ゾーンで守る横浜では正直CBでは出場機会はないでしょう。しかし、水戸でならレギュラーポジションを取れますし、同じように広島をスタートに水戸から巣立って代表に上り詰めたトゥーリオという先例もあります。

しっかり育って、ぼくたちを見返してほしい。
がんばれ淳吾!!

*1:その後セットプレーでのクリアをあせりオウンゴールまで決めたのは玉に瑕です