2007年の10枚
基本的には今年発売された10枚ということで限定しています。
- 1位 「Strangefolk」Kula Shaker
- 復活クーラの初フルアルバム。インドっぽさを控えめにしつつ、いかにもクリスピアンな世界を作り上げていました。次は是非インドなクーラを!
- 2位 「Not Too Late」Norah Jones
- 音楽で今年の一番の収穫はノラ・ジョーンズと出会ったことかもしれません。彼女の声のおかげでずいぶんと慰められた一年でした。1st、2ndと比べると評価の低い最新作ですが、けだるげに始まる1曲目から、トム・ウェイツのような2曲目そしてヒット曲の6曲目も耳に優しく、ジャズという概念で聴くと違和感がありますが、ノラ・ジョーンズというジャンルとして聴けば、いっそうのダウントゥアース感が心地よいです。
- 3位 「All The Lost Souls」James Blunt
- 前作とシングル「You're Beautifl」でブレイクしたジェイムズ・ブラントの2作目。1stカット「1973」をはじめてとして個々の楽曲も粒ぞろいで、これは1枚目バカ売れした新人アーティストとしては、稀有な「2枚目の方が完成度が高い」例だと思います。名作。
- 4位 「RINGS」Hawaiian 6
- 5位 「Third Time’s A Charm」Ken Yokoyama
- 旧友横山健の最新作。硬軟取り混ぜた楽曲のバランスの良さはいつも通り。愉快なアルバムになっています。今作のキモは「Father's Arm」。サバスの「Changes」のような名曲です。
- 6位 「It Won't Be Soon Before Long」Maroon 5
- オープニングチューンの音作りがモダンだから、リードチューンの感じが好きじゃないから、と今作を否定的に捉える人は多いと思います。僕は、マルーン5は確実に成長していると思いますね。逆に5曲目みたいな1stからの流れを汲んだ曲が違和感あるくらい(好きだけど)。
- 7位 「奥田民生・カバーズ」オムニバス
- コレクターズの「花になる」が最高です。カエラのマシマロから駆け抜ける感じでこちらを7位にしました。
- 8位 「ユニコーン・トリビュート」オムニバス
- こちらも琉球民謡な「大迷惑」など楽しいアルバムでした。
- 9位 「COLOR of LIFE」押尾コータロー
- 色をテーマにいつもの通りカラフルなギターを聴かせてくれたコーチン。3月のライブも思い出深いです。
- 10位 「フラガール plus 1」Jake Shimabukuro
- 映画同様印象深いCDです。惜しむらくはインスト版アップテンポの「フラガール」が収録されていないこと。
今年はずいぶんとバランスの取れた選曲になったような気がします。