下北沢 「cafe use」

会社帰り、「マサコ」でジャズ聴きながら*1スポニチを読み、
レンタルボックス*2を冷やかしたり、UFOキャッチャーに興じたり、
「JACK」でダーツをしてから、
「やじるし」で塩ラーメンという、先週末と同じようなルートでシモキタを歩きました。

途中東京カフェマニアでお勧めだった一番街の「cafe use」へ。


昭和風な内装、ご主人のコレクションであるガスランタンや昭和30年代雑貨、がらくた?が出迎える柔らかい空気のお店。
コーヒーは各種ファイヤーキングのジェイドで供される。
コーノ式のドリッパーで一杯一杯丁寧に供されるコーヒーは630円。
これでコーヒーがうまかったら最高だと思いつつ、店の名前を冠したuseブレンドを頼みました。一番マイルドという触れ込みの。

結論、苦い。
淹れたての温度だと風味がわかりにくいからちょっとおいてみても、苦味が走ってる印象。かなりビターです。
コクがあり、砂糖を入れるとコクが消えるから入れるなって能書きが書いてあるんですが、このままだと、コクを感じる前に苦みが強すぎ、そのためコクがよしんばあったとしても、それを感じる前に抜けちゃうのですね。残念です。

でも、シモキタではいまのところ一番でしょう。ここ3年くらいの間にぼくが飲んだ珈琲の中でも、

の次くらいには美味しいと思います。

1ヶ月熟成させてからネルで淹れたいと思いました。
会計を済ませて、本棚をのぞいたら妹の本が3〜4冊ほど、いかついご主人のお好みだそうで、意外。

東京カフェマニアにあった、

「おいしい焙煎豆を、まずいコーヒーにしてしまうのは簡単なんです。淹れ方や豆の挽き方次第で、風味はすぐに損なわれてしまいますから。また、同じ豆でも時期によって味が変化するので、出来上がりのコーヒーの味がぶれないように自分で味見をしないと」

というご主人の言葉はごもっとも。

ぼくの方が美味しく淹れられるなぁ、と思いました。
24gのコーヒー豆で200ccほど5分以上をかけて抽出するとネルで淹れたのと同じくらい美味しいと思うから、とのことですが、5分時間をかけて、それだけ豆を使って淹れるなら、その半分の豆でネルで淹れた方がリーズナブルだし、決して手間もかからないと思います。もったいないしそっちの方が旨いです。

ま、雰囲気は「use」よりもよさげだけど、コーヒーがコーヒープレスで出てくる時点で行くのを却下した、お店もありましたけど。
喫茶ミケネコ舎
コーヒープレスこそ、うまいコーヒーをまずく淹れられる一番確実な方法ですから!(断言)*3

帰りには吉祥寺駅構内の4月の月替わりスイーツ、シャンドーレのケーキを買って帰りました。ミルクレープの皮とミルフィーユの皮は美味しかった。皮は!
カスタードもおいしかったと思われる。ただ生クリームが、おいしくなかったのですね。バタークリームみたいな風味、ってか風味がないのかバタークリームは。吉祥寺でいえば「エスプリ・ド・パリ」クラスくらい。中の中ですね。残念でした。

*1:今日かかっていたレコードの質が悪かったのが残念。次はリクエストしよ

*2:ひと箱3000円とっておきながらさらに販売委託料が売り上げの10%(ハコウリ、下北沢巧房)〜20%(東洋百貨店内・スコンブ)ってとんでもない暴利。吉祥寺は箱代のみが基本

*3:コーヒープレスはコーヒーに含まれる雑味も油脂分もすべてコーヒーに出てきてしまいます。美味しく淹れられるわけがないんです。なぜ丸山珈琲系のお店はそれが分らないんでしょう