J2最終戦 ヴァンフォーレ甲府戦@ニッパツ三ツ沢

試合はまさに都並横浜の集大成といえる凡戦。なにしろシュート数が横浜2-甲府6。
しかも吉田とエリゼウのミドルだけという…。
審判のひどいジャッジばかりが目に付く試合でしたが、その凡戦を作り出したのが選手のコンディション。
よもや水曜日に主力組にもプレーさせてしまった練習試合のせいとは思いたくないですが、とにかく前半の選手たちの動きの悪さは異常でしたね。
硬さとかいうレベルの悪さでした。一番ひどかったのが御給、次がねじ。甲府が全盛期のサッカーをしてくれば、前半で大差を付けられていてもおかしくない試合でした。


しかし甲府もあまり意味のないショートパス回しに終始し、ゴール前まで持ってきても、ヤツと戸川の最終ラインを崩しきれず。全盛期のショートパスと効果的な大きなサイドチェンジの組み合わせが影を潜めていたので助かりました。
サイドチェンジからの抜け出しがないかぎり失点はなさそうだな、という印象が当たりましたね。

これには、今シーズン一番の出来を見せた岩丸のプレーも大きかったと思います。
今までのポカを払拭するような落ち着いたプレーを見せてくれました。これを51試合続けられるなら、来シーズンは両手を上げて岩丸がゴールマウスを守ってくれていいと思います。続けてくれるなら…


仲間内では前半20分くらいにはもう代えた方がいい、といわれていた御給をハーフタイムで下げてアンジを入れてきた都並さん。
アンジはいいボールキープを見せましたが、そのキープを生かしたいところで今度はなんちゃんが後半中盤まで完全に消えます。

八角の怪我でエリゼウボランチに入れると、やはりそこはエリゼウ
不用意なパスミスでボールを失いピンチを招きます。なんで須藤を入れなかったんだろう…。
さらに後半は動きの良くなったねじに代えてこれが横浜最後の試合になるのか?タローを投入するも、最後まで得点のにおいのすることのない試合は0-0で終了。


試合終了後、例年通りメインスタンド前でやってしまうとマイクが罵声を拾うからか(苦笑)、センターサークル付近でゴール裏を向いてのシーズン終了セレモニー。
最初に奥寺会長が挨拶に立つと、スタンド中から大ブーイング。当然僕もブーイングし続けて何を言ったかも分かりません。

続いて挨拶に立ったのは都並監督。解任の無念をにじませる内容でしたが、この挨拶の中。
「選手、スタッフ、フロント、決して一丸ではありませんでしたが…」とぶち上げて僕らの胸をやっと少しだけ晴らしてくれました。
山田キャプテンの言葉も心にしみました。
そして挨拶終了後にはフロントの責任を求める野次も相次ぎましたが、選手たちには暖かい拍手。
柏からレンタル中の池元には残って欲しいという心からつい大声を掛けてしまいました。本当に残って欲しい選手です。

選手サポーター入り混じってのゴール裏での記念写真の後は、コースケが単身ゴール裏でサポーターたちと交流して今シーズンは終了。
これからは来季に向けての補強に入るわけです。
とにかく監督を1日でも早く決定して、強化方針を定めて欲しい。
そして都並監督を連れてきたフロントは責任の所在をはっきりさせて、その責任を取るべきです。
選手、監督、そしてサポーターにだけ犠牲を強いて自分たちはハナクソほじってるなんてサイテーですよ。

ということで、2008年の横浜FCは「ハナクソほじってんなバカヤロー」で終了です。
来年こそはJ1に帰りましょう。