J2第32節 対ベガルタ仙台@ニッパツ三ッ沢

tatsumine2009-08-05

昇格を狙える位置にいる仙台ですが、ここ1ヶ月アウェイで勝っていないこと、そして勝っていても苦しい試合が続いていたことから、危険な時間帯、序盤10分をしのぎ、あわよくば先制点を奪えれば、と淡い期待を胸に、1ヶ月ぶりに三ッ沢に向かいましたが、試合はまさにそのとおりの展開。
0-1ながら快勝と言っていい内容でホーム2連勝。
ぼくはようやく今シーズン初めて勝利の瞬間に立ち会うことができました。

試合は早々に動きます。
5分、左20m辺りからのトモキチのFKをニアでなんちゃんがGKの前に入り込んでドンピシャのヘディング。まさに注文通りの展開に持ち込みます。

ここからは少々危なっかしいものの、2006年を彷彿とさせるアグレッシブなディフェンスゲーム。
ゾーンではなく、ヤツとヨンデが的確にマークの受け渡しをしてサーレスにサッカーをさせません。
攻撃面も守ってカウンターを軸足に、しっかりゲームをコントロール
右を中心に、追い越す動きがしっかりできていました。
さらに時間とともに、徐々に左もフィットして、カタとゴーも合ってきました。

仙台の攻撃は、平瀬がブレーキになり、関口や左に流れたサーレスが単発的にチャンスを作るのみ。
横浜がカウンターを軸足にゲームコントロール
サーレスをフリーにしたり危ない場面もありつつ、ヤツ、カピ、カタが身体を張ったディフェンスでしのぎます。
いつも目立つハチが目立たないくらいみんなのプレーがきわだっています。
そしつ、2番目に気をつけたい終了間際を凌いで前半1点リードで折り返し。

後半序盤も気をつけたい時間帯。
守勢に回りましたが、しっかり守り切ります。

仙台はブレーキ平瀬、抑え切られたサーレスに代え、ソアレス、中原を投入しますが、横浜の守備の網を破れず。

21分にハチが負傷してカズに交代し、トモキチがボランチにまわった時は、ヴェルディ戦の後半が頭を過ぎりました。

さらに39分には頑張って守ってきたヨンデが2枚目のイエローで退場。一気に苦しくなりますが、これがタクオの怪我同様にスタジアムを1つにします。
ベンチワークもみごと、すかさず疲れの見えていたヒョヨンにかえて吉本を投入。イケの1トップで守りきってアップセット達成。

ボーナスステージの横浜相手にリードされるなんて、とハーフタイムにブーイングした仙台サポの慢心もスタジアムをひとつにしてくれました。

お立ち台はなんちゃんでしたが、ヤツ、ヨンデ、トモキチもすごかったです。
次節は負傷のハチ、おそらく2試合サスペンドのヨンデてボランチ2枚が出られなさそうです。

苦しいですが、なんとか勝ち点を三ッ沢に持ってきてほしいものです。

  • 岩丸 6.5:落ち着いた守備で完封に貢献
  • 吉田 6.0:相変わらずアーリークロスが多かったが、トモキチを追い越す動きもあり、割とよかった。
  • 八田 7.0:サーレスのマークは完璧。
  • 早川 6.0:落ち着いたプレー振りでゲームをコントロールした。
  • 片山 6.5:立ち上がりゴーとの絡みが悪かったが、徐々に円滑に
  • 鄭 6.5:退場しなければMVP級。さらにヨンデの退場でゲームがしまった。
  • 八角 6.0:試合に埋没気味だったが、要所を締めた。負傷退場は残念。
  • 小野 6.5:素晴らしいFK。素晴らしいコンビネーション。まさに今横浜はトモキチのチーム。
  • 西田 6.0:サイドでつぶれることが多かったが、身体を張って守備にも貢献
  • 安 6.0:前線でアクセントになった。交代時には疲れ切る位空走りも多かった。
  • 難波 7.0:文句なしのどんぴしゃヘッド。なんちゃんの真骨頂でした。
  • 三浦知 5.5:カズが入るとゲームがだれる…。次はボランチで使いましょう。
  • 池元 6.0:1人少ない苦しい状況で、前線でボールキープに務めた。
  • 吉本 6.0:与えられた役割をしっかりと完遂した。