LAPIERRE SENSIUM 100CP

tatsumine2012-06-15


個人的にこのアングルが一番美しいと思うLAPIERRE SENSIUM 100 CP。


素材は異なるかもしれない(同じかも)けど、ジオメトリー等はFDJが春のクラシックで使用したSENSIUM WSと同一。



ちなみに益子直美さんの愛車がこれです。
多分フレームは僕のよりも大きい(^^;


スローピングフレーム嫌いの僕が、強めのスローピングながらその美しさに打ちのめされたトップチューブの細く美しい曲線と、十分な剛性を感じさせる太さを持ちながらその太さを感じさせない三角形、さらにトップチューブと相似形の美しい曲線を見せるダウンチューブ。
シートステーはモノステーの途中に振動吸収体のエラストマーを配し、繊細なまでに細い。それに対し、チェーンステーは剛性を担いごついと感じさせるまでに太い。



とにかく美しいのだよ!!参った!!



今日の帰り道チェーン交換のためにしずおかサイクルへ立ち寄ったらなんと試乗車が届いていました。メールして3日目。東商会の清水さんすごすぎる。
さっそくポジションを出してもらい、トレックを「アルテの9速に変えといてねー」とほっぽり出して(メンゴ)SENSIUMにまたがって漕ぎ出しました。


か、軽い!!


必死に8kg代にダイエットしたトレックに比較してこちらは吊るしで8kg代。さらにトップチューブ、シートステーが軽く、トップチューブ、チェーンステーが太いというのが、振り回し重量の軽さにもきいているんだろうか?とにかく軽い。
DOGMA2に乗った時とは違う感触です。
DOGMAはあくまでも軽さよりも快適性を感じたが、こちらがまず感じたのはその軽さ。
はっきり言ってこのフレームに27Tのスプロケなど愚の骨頂。できることならノーマルクランクで25Tで乗りたいものです。
これでもっさりR500からアルテにホイールを変えたら、空を飛べるかもしれません。


して、ベルギーやおフランスのパヴェに耐えられるほどの快適性についてはどうなのさ、とわざわざ路面の悪い所を選んで走る。武蔵野大学の脇の小路とかマンホール上とか。歩道にもわざわざ乗りあげてみたり。


DOGMAのようなヌメリと振動を感じさせないとにかくフラットでシルキーな走りではなく、「トトン」、と軽快に段差を吸収してくれるイメージ。
DOGMAがシトロエンのハイドロだとしたらプジョー車の猫足。
トレックだとジムカーナ最強2台目CITY並の「ダダン」です。


時速40km代でバニーホップをかましてみる。シッティングのままでも着地OK。すげー。エラストマーなんだかしらねーけどすげー。


フレームのディメンジョンについては、数値のみを見た際はちと窮屈なのではないか、と感じたんですが、実際乗って見るとそうは感じませんでした。
トレックと同じサドル高で乗ってみましたが、もう少し上げたい気分で、そうなるともっとポジションには余裕がでてきそう。
懸念されていたリーチの短さも、自分の長い胴でも過不足なかったです。1cm長く感じるはずのステムは純正でも十分。


試乗車だけあり変速機とBBはかなりヤレたイメージがあるけれども、FDやクランク周りがティアグラ系だというデメリットはそれほど感じませんでした。


唯一純正のセライタリアのサドルは尻に合いません。
これはTREKに付いてたボントレガーに変えて使ってみるつもりです。


10日間できるだけたくさん乗って、できれば足りない所も見出して行きたいと思います。