J2第22節 対川崎フロンターレ@等々力

川崎 2[1-0]0 横浜FC

  • 得点
    • 38分(川)我那覇
    • 53分(川)アウグスト
  • 警告
    • 44分(横)河野
    • 81分(川)アウグスト
    • 83分(川)箕輪
    • 88分(横)小野信
    • 89分(川)マルクス
    • 89分(横)小野信
  • 退場
    • 89分(横)小野信

横浜FC
GK菅野(6.0)、DF早川(6.0)、トゥイード(5.5)、山尾(5)、MF杉本(5.5)、大友(5.5)(44分 横山(5.0))、マシュー(5.0)(56分 北村(5.5))、河野(6.0)(67分 大久保(5.5))、臼井(6)、FW小野信(5.5)、城(5.5)

川崎
GK吉原、DF伊藤宏(71分 ヒデキ佐原)、寺田、箕輪、MF鬼木、中村、長橋、アウグスト、マルクス、FWジュニーニョ、我那覇(67分 今野)

入場者数
疑惑の18,131人

結果を見れば0-2の完敗。市制80周年の祝祭大量動員でタダ券大量ばら撒き(恐らく半分以上はタダ券)なのに25000人の収容人員に対して8割の入りでなぜか18000人以上という、観客の数の中、アウェイ側コーナー付近メインスタンドで後ろから前からにわかふろん太サポや富士通社員のみなさんの応援にさらされながら、ぼくは不思議とあまり悔しさを感じないで涼風に吹かれていた。
選手退場時には、自然とたかひろさんについてスタンド最前列に向かい、負傷している顔が痛そうな、そして悔しさを全面ににじませたトゥイードにサムアップして、「Steven, Next Game!!」と呼びかけた。
軍曹は悔しさを表情から消し去らないまま、それでもこちらに向き直り、ぼくに手を挙げた。「Next Game」。

審判の不可解な判定の中、湿った空気の中、ひたすらに悔しかった大宮戦からは考えられないような「悔しくない」敗戦がそこにはあった。

Next Game そう Next Game

と、カネコタツヒトのように始めてみましたが、今日のゲーム、後からシーズンのターニングポイントと言われるようなゲームになるのかも、と思いました。内田、中島という攻守の要を欠く、圧倒的強さを誇る川崎から、圧倒的な強さを引き出させなかったということからも。

今日は世にも珍しい、「バックスタンドよりもみすぼらしい」等々力陸上競技場のメインスタンドで、観戦。先乗り部隊のKEEPERさんを発見して、隣に腰を落ち着けます。試合開始後しばらくしてたかひろさん夫妻、ぶんたくんも合流。
キックオフを待つ間にぼくの目前をなんと「横浜FCのユニを着たギャルサポ」が通り過ぎます。背番号は16、杉本ファンか…。いずれにせよ始めてみたような気がします>ウチのギャルサポ。

と、視線が思いっきり俗っぽくなったところでウチのメンバーは、メンバー表をみると訳分からんですが、ハヤ、軍曹、ヤマ、杉本の4バックに右アダモ、左コーヘー、ボランチ河野&マシューという4-4-2。

さてキックオフですが、1分も立たないうちに1stシュートは川崎・我那覇。これはスゲが難なく押さえます。川崎は中盤のプレスがきつく、サイドでもうちのボールを奪取してきます。そんな中アウグストが左サイドを抜け出し、スゲと1対1になりますが、結局クロスを上げてくれて、軍曹がクリア。今日は全体的に川崎がドリブルで勝負せず、中からサイドへの流し、サイドからのクロスに終始してくれていたので助かっていた部分があります。いつもの8月様、ジュニーニョの突破力に任せた、切り込み、中央突破があったらどうなっていたか…。これは逆に中央をしっかり守ったヤマ、軍曹の功績でもあります。

前節の大宮戦での右サイドバックに続いて今回はボランチ起用の河野でしたが、当初こそカバーリングに戸惑うところが見られたものの、攻撃の起点としてもそこそこ機能していました。今日はマシューの調子がイマイチだったので余計にそう思いました。

4分、オフサイドを取ってもらえなかったがハヤが体を入れ替えてディフェンス、その直後またも裏を取られてジュニーニョに真ん中を持ち込まれるがシュートは右に外れます。

今日は、守備に意識がおかれていましたが、コーヘー、大友の両サイドは鋭い突破を見せてくれました。しかしそのクロスに反応するのが城だけで、彼のポストにフォローできる選手がいないのが今のうちの辛いところ。
ウチの守備がしっかりしているだけにまったりと0-0で推移します。
川崎は前半中盤までジュニーニョ、アウグストだけが目立ち、マルクス、我那覇が全く目立ちません。これが油断につながったのかもしれませんが、23分にはコーヘーが左サイドで抜け出そうかというところで倒されますがノーファール。今日の主審は基本的にプレミア流の流す主審。カードも出さず良い流れを作っているようなんですが、カード未満のファールがなんか川崎よりだったような…。でも試合終了間際の1プレー以外はそれほど気になるレベルではなかったです。
24分右サイドを抜かれて綺麗にミドルシュートを打たれますが、これはクロスバーに助けられます。30分にはコーヘーが連続して中に切れ込みシュートを放ちますが、キーパーのナイスセーブとシュートミス。今日はゴールに対しての積極さが見られたのはコーヘーくらいでしょうか?
前半中盤からはジュニーニョが中盤でフリーになっているシーンが見受けられますが、今日はそれほど脅威ではありません。ときおり中を突進してシュートを放ちますが、枠を捉えません。

しかし38分我那覇オフサイドトラップの裏を取られて抜け出されて先生のゴール。40分弱消えていた我那覇にまんまとしてやられました。
うちにとって運の悪いことに41分大友が削られ、足を痛めそのままアウト。44分に横山に代わります。大友はかなり痛そうでした。次節へ向けては不安です。そしてそのまま0-1で前半終了。

ハーフタイムはヒデキ西条のYMCAタイムですが、イヤ、だってヒデキですよ。みんなそんなにヒデキが見たかったのか????
なんでそんなにヒデキに夢中なんだよと思いつつ、なかなかこない売り子対策で2本いっぺんにビールを買い込んでる間に後半開始。

8分ゴール前の混戦から河野が一度はクリアしたボールをアウグストに押し込まれたボールがトゥイードの足に当たり川崎に追加点を許します。双方とも互角の流れだっただけにこの追加点は痛かったです。

ウチは後半11分にマシューに代えて北村投入。ここのところ途中交代が多いマシューですが、大丈夫なんでしょうか?
その後は結構川崎に攻め込まれる展開が続きますが、スゲのファインセーブもあり持ちこたえます。
22分河野に代えて大久保投入で、信義がボランチに下がります。中盤の支配率は相変わらず圧倒的に川崎なのでウチは苦しい展開で押し込まれるシーンが続きます。

試合時間残り20分からうちはいつもの通り猛攻に出ます。何本も惜しいシュートを放ちますが、決め切れません。エリア内で相手のバックパスに反応して城のシュートがゴールイン。1点差に詰め寄ったかと思いましたが、これがなぜかウチのファール。このシュートが決まっていればまだ分からない展開だったんですが、この日唯一の疑惑の判定でした。

結局、攻め込みながらもモメンタムをウチに引き寄せることはできず、ロスタイム1分信義がラフプレーでこの日2枚目のイエローで退場。途中出場の大久保は大きな体を活かしきれていません。もう少し体の使い方を覚えてくれれば化けると思うんですが。

で、そのまま0-2でタイムアップ。
正直真後ろのにわか川崎サポどもはチョー不愉快だったんですが、それでも次回に期待を持たせる内容で、冒頭のカネコタツヒトに続くわけです。

さて次節鳥栖戦からは5分でハットの眞中靖夫が合流します。新加入選手にあまり過度な期待もなんですが、今のウチのDFならば決定力のあるFWがいればそこそこ勝てると思うデス。
だから次。

Next Game!!です。