2010年の10冊

1.「恋文の技術」森見登美彦
圧倒的にユーモラスでロマンチックな書簡小説。森見登美彦の最高傑作ですね。

2.「リテイク・シックスティーン」豊島ミホ
切ない青春のやり直し。サエなかった自分の高校生ライフを楽しくやり直すために頑張っても思い通りにいかなかったりと、わくわくしながら読める青春小説でした。

3.「コロヨシ!!」三崎亜記
おなじみの居留地やどこにもない国を舞台に、架空のスポーツ「掃除」を題材に今までの三崎作品とは異なる青春小説が繰り広げられます。練り上げられた設定と不思議な空気感とワクワクするストーリーでとても楽しく読めました。

4.「夜は短し歩けよ乙女森見登美彦
森見作品2作品目。とても不思議で楽しい青春小説でした。ほっこりした読後感はさすが森見登美彦

5.「魔法使いの弟子たち」井上夢人
圧倒的なストーリー展開が素晴らしい。久々の井上夢人作品ですが、寡作がつくづく恨めしいですね。

6.「学問」山田詠美
素晴らしい青春小説でした。地方都市を舞台に仲良し4人組の成長を描きながら、単なるハッピーエンドに終わらないのも良かったですね。

7.「ファミリーツリー」小川糸
素晴らしい恋愛小説で切ない家族の話で、暖かくなる青春小説でした。これからも紡がれるツリーの未来にハッピーな気持ちになりました。

8.「大聖堂〜果てしなき世界ケン・フォレット
名作「大聖堂」の続編ですが、前作をはるかに凌ぐ物語性で、作者の成長を感じました。まるで3本の大河ドラマを一気に読んだような満足感でした。分厚い3冊の文庫本を一気に読みきりました。

9.「竜の道 飛翔篇」白川道
あらたなる大河のはじまり。わくわくしながら読みました。続編が楽しみです。

10.「砂漠」伊坂幸太郎
イキイキと大学時代を描いた秀作です。伊坂幸太郎はこの作品が初読。この後読み込みましたが、これを超える先品にはまだであっていません。

今年も青春小説が多いなぁ。