J2第25節 対コンサドーレ札幌@厚別

コンサドーレ札幌 2[2-1]2 横浜FC
前半のシュート2本で後半のシュート8本といううちのスタッツからして、前半は札幌のゲーム、後半は横浜のゲームという内容です。

ゲーム当日の17:00頃、業務を終えて横浜のスタバでZENをソファですすりながら受け取ったsoraeのメールにはこんなスタメンが。
GK水原、DF河野、ルディ、山尾、MF臼井、高木、真中、小野信義小野智吉、FWレーマン、城

なんと横浜FC開闢以来?のスタートからの3バックです。ただし、臼井、小野智吉サイドアタッカーというのは一度見てみたかったので楽しみでもありました。
で、今日、昨日ぶつ切りで見たゲームを最初から最後まで見直してみました。
ゲーム開始からボランチよりも下がり目の位置に張る臼井、智吉のせいで5バックとも取れる陣形でいつものうちのサイドアタックが影を潜めます。
しかしいつもよりは上がり目にラインを形成していないため、わりとサイドはよく使われていました。で開始早々の5分、アンドラジーニャの左からのコーナーキックをニアに張ったルディの頭越しに蹴られ、ファーに詰めた元フリエ・佐藤尽に決められてしまいます。
開始早々のセットプレーという鬼門を、今日も止めることは出来ず、横浜はまたも相手に先制点を奪われてしまいます。

しかしここからが最近の横浜は違う。その3分後、高さを生かしてレーマンがヘッドで競り勝ったボールを城から高木へ、さらに右サイドの臼井へと渡し臼井からアーリークロス。これがペナルティエリア内の城へわたります。右へのトラップと1度のフェイントで詰めるDF2人を振り切って放ったシュートはゴールへ。あっという間に同点に追いつきます。
ただし、その後はうちのサイドへねらったボールが下がり目の臼井、智吉の上がりが間に合わずタッチを割るなどうちの攻撃の形が作れません。すると17分、左サイドから右のアンドラジーニャに渡ったクロスをアンドラジーニャがビタウに戻し、豪快に勝ち越し弾を決められます。

その後は前半はほぼ札幌のワンサイド。何度もシュートを放たれますが、水原のセーブやポスト、バーにも助けられ、また横浜の3バックの集中力でエリア内の攻防を水際で防ぎ続けて2-1で前半終了。
ぎゃあぎゃあわめくホーム札幌の実況、解説野々村のTV放送も耳に付きました。

で、後半開始ですが、立ち上がりこそ札幌につけ込まれますが、その後は堅く守ってカウンターという形がきっちと出来、守備面での不安がなくなります。前半は破られまくり中央に集まった3バックのサイドを使われると言うこともなくなってきました。
そして後半15分にこの日あまり見せ場がなかった智吉に代わり横山が左サイドに入り、智吉より上がり目にポジションを取ると、前半にはほとんど見られなかった左からの攻めが見られるようになりました。
そして残り時間10分というところでその横山からの深いクロスにレーマンが頭で前にあわせボールとGK佐藤の間に詰めた城が低い姿勢からヘッドで同点弾を決めます。

その後は信義が重田と代わり、重田が左サイドバックに入り、河野が右サイドバックに入る4バックを敷き、守りを固めた横浜が札幌の猛攻を防ぎ、時折の城、レーマンのカウンターなども見せながら、互角の戦い(ボール支配率は圧倒的に札幌でしたが、攻撃の形という面では同等であったと思います)をみせ、そのまま2-2でタイムアップとなりました。
札幌の猛攻によく耐え、敵地で勝ち点1をもぎ取ったのはよかったです。
次節は、アウェイで山形戦。格上相手ですが、今度こそ山形相手に大宮線以来の勝ち点3をあげて三ツ沢に帰ってきて欲しいと思います。