坂本社長退任

昨日クラブから役員人事のリリースがありました。
坂本社長が社長を退任して副会長に昇任です。
そして新社長は、今まで会長であったフィートことLEOC社長・小野寺氏です。

横浜FC役員人事について

2009/01/05 (Mon)

株式会社横浜フリエスポーツクラブ横浜FC)では定例取締役会を行い、本日1月5日(月)付で下記の通り役員が決定しましたのでお知らせいたします。
今後とも当クラブへのご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。<新役員>
取締役会長兼ゼネラルマネージャー 奥寺康彦(56)
取締役副会長 坂本壽夫(66)
代表取締役社長 小野寺裕司(42)
常務取締役 関口潔(39)
取締役 太田博喜(41)
取締役 吉原清人(39)
監査役 佐部明宏(47)※非常勤

代表取締役社長 小野寺裕司(おのでら ひろし)プロフィール
■生年月日:1966年3月9日生まれ(42歳)、北海道出身
■職歴:

■小野寺裕司代表取締役社長コメント:
「このたび横浜FC代表取締役社長として就任することになりました。『J1に復帰し、J1に定着できるチームづくり』というクラブのビジョンを、しっかりと念頭に置きながら、地域に根ざしたクラブ作りに向けて、より一層尽力して参りたいと思います。安定したクラブ経営とチーム育成・強化の両面について、今後とも全力で努力して参りますので、より一層のご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。」

何度も言いますがこんな重要なことは、メール会員制度があるんだからきちんとメールで発表しなさい。基本が出来ていないです。

横浜FC株を50%取得する小野寺氏が社長に就任することは、小野寺氏が直接統治を敷くと言うことでこれはかなりの出来事だと思います。
サッカークラブ経営の経験がない中、それでもクラブを何とかしたい、という気持ちの表れであれば良いと思います。

一番の問題は関口潔前強化育成部長が常務取締役に就任したこと。
昇格の年からとにかく強化部門の迷走ぶりはひどく、選手獲得を契機とした高木監督との確執や、都並監督招聘の失敗、補強方針のなさ、そういったクラブ低迷の責任を一身に背負うべき強化部門のリーダーが責任を問われることもなく常務就任とは恐れ入りました。

坂本前社長は、クラブにかけがえのない方ですので、責任を取って社長を退任したとしても、副会長としてクラブに残って頂き、実質的な経営を指揮して頂けるのは喜ばしいのですが、関口氏が役員というのは、はっきり言って勘弁して欲しいものです。

強化部門では、今年も新卒3人と須藤の完全移籍、加藤、片山の移籍が決定しただけで、昨年露呈したGK問題は据え置き、CBは早川の復帰と戸川の延長があったとしても駒不足ですし、2人の動向も不明。太田を失った左サイドバックをどうするかも分からない。
ヤマタクを放出した後の中盤を誰が担うのかも分からず、うっちーの動向も不明。
さらにアンジを失った前線の核になるべきイケのレンタル延長or返却の動向も不明ですし、昨年の怪我連続を見ると、あと2枚ほど即戦力、出来れば外国人選手が必要だと思います。
つまり、強化部門はまだ何もしていないに等しい。

そういった問題があり、現在もまったくクラブのビジョンが見えてこない中、関口氏の処遇には納得いかないものがあります。
とにかく、今季の横浜FCの進むべき道、18日の新体制発表までには何とかして道筋を付けて欲しいものです。