三月珈琲工房 オープン一周年記念
昨年12月28日に開店した、甲斐一江さんのコーヒー豆屋「三月珈琲工房」。今までにもお店の紹介や、アイスの話とかジャマイカの話なんかを紹介してきました。
美味しいコーヒー屋さんが味に磨きをかけながら一年間で地元にしっかりと根を下ろしていく様子を間近で見られて、ぼくも本当に幸せでした。
そして、何よりも1年間どんどん美味しくなっていくNo.5を飲ませてくれた甲斐さんにお疲れさまとアリガトウを送りたいと思いますね。
さて、只今三月珈琲工房では、年末まで一周年記念としてKICSI.(セカンドハンズと蚤の市雑貨・キチ)とコラボ(笑)してコーヒー好きの雑貨市」を開催中です。
昨日まじまじと見せていただきましたが、雑貨からテーブルウェアまで安くてかわいいものがたくさんありました。
みなさんぜひのぞいてみてください。
さていつものようにお店の基礎情報を。
三鷹のまほろば珈琲店で珈琲の淹れ方からスタートして、焙煎までを修行した甲斐一江さんのお店。吉祥寺駅からは少し遠いものの居心地のいい住宅地の中。
3坪ほどの小さな店内にロースター、豆の棚、2席ほどでいっぱいになってしまうカウンターがしつらえられた素朴なお店で、店内にはボサノバが流れて、狭いながらも気持ちのいい空気が流れています。
鋳物製の窯を使ったロースターで焙煎するコーヒー豆の代表的ラインアップは、
ぼくはいつもNO.5ブレンド。
1週間で200gは消費します。最初はバランスの取れたNo.4ブレンドを買って飲んでみましたが、これは時間を置いても酸味の増さないバランスの取れた味と豊かな香りが素晴らしいです。
お気に入りのNO.5ブレンドは、コクが強く、甘みも立ったとても美味しいコーヒー。ビターなだけのコーヒーに飽き足らなくなった方にオススメです。
また、甲斐さんの師匠に当たるまほろば珈琲店の横井さんから教えていただき、気に入っていつも作っているのですが、NO.5を乾燥材と一緒に密閉容器に入れて冷暗所で1ヶ月熟成させてから飲むと、香りは少し飛んでしまいますが、コクがさらに出てまるで液体になった絹を飲んでいるかのような重厚な素晴らしい味を楽しめます。
普通の豆なら1か月も普通に置いておけば、とっくに酸化してしまうと思うので、これはしっかりまじめにローストしてある豆ならではですね。
ストレート好きならさわやかなコロンビアやエメラルド、そしてすっぱくないモカも是非飲んでみてほしいですね。
今までも何度かご紹介していますが、甲斐さんは2005年10月から2006年8月まで幻冬舎のwebマガジンに「おいしい珈琲をご一緒に」を連載され、昨年の12月にはその連載をまとめた同名のエッセイ「おいしい珈琲をご一緒に」も出版されています。
ぜひご一読ください。
この記事は「リトルスターレストラン」のkeiさんのブログ「It's Lovely」とキチの「KICSI KAVE.」にトラバさせていただいてます。