事故いただきました
10月8日18:30頃、新宿駅南口のまさに目の前、国道20号でタクシーに衝突され救急搬送されました。
自己当日
状況的には下図の通り、
単路上で起こりえる自動車対自転車の事故のパターンというのはとても少ない、というかほとんどこれかドア開け、という状況の事故です。
九段下の会社からの帰り道、新宿跨線橋下り線を走行中、仮設のタクシー乗り場の「出口」に割り込もうとしたタクシーと接触舌事故です。横断歩道までは5m離れているかいないかくらいのところでした。
前方のタクシーを認識はしており、50cmほどのあいだを開けて走行していましたが、僕がタクシーの横につけた辺りで急にウィンカーを出しながら進路変更を始めました。
衝突の直前にはタクシー、私双方ともお互いの存在に気づいていたためタクシーはハンドルを右に切り停止(つまり停止時には事故当時と車の位置が変わっている)、当方は急ブレーキをかけましたが予期せぬパニックブレーキで恥ずかしながらジャック・ナイフしてしまい、タクシーのサイドミラー
(フェンダーミラー)に接触しながら転倒しました。
ジャックナイフしながらサイドミラーで右手の甲、左前腕部を強打し、そのままの勢いで左前頭部からアスファルトに着地、左肩を強打し背中で落ちて静止しました。ブレーキングから自分が寝転んだ状態になるまで自転車がどういう状態になっていたかは全くわかりません。
ただし、頭にはヘルメット、背中にはバックパックを背負っていたため、頭はアイウェア、ヘルメットと圧迫してできたらしい挫傷が額にでき、右腕から流血している状態でした。バックパックを背負っていたため、背中も痛くありません。
頭を打っているためとにかく頭は動かさずに、横断歩道が近かったため大勢いてくれた目撃者の方に救急と警察に電話をしてくれるようにお願いし、僕は妻に電話して、事故の件と傷害保険への連絡をお願いしました。
救急と警察が到着するまでの間、僕は身体を動かさずにいましたが、タクシーの運転手は周りに色々話をしていました。
「ハンドルを見てください、私はまっすぐ走っていただけですよね?」(ここでタクシーを確認したのですが、ハンドルを左に切り直したあとがある(タイヤが左を向いていました))
「走ってて、タクシー乗り場に付けようとしたけど後ろから自転車が来たので停止した」(タクシー乗り場の「出口」である)
「そうしたら自転車が勝手に突っ込んできた」
「すり抜けようとしたんじゃないですかね?」
タクシー溜まり左端とタクシーの間はタクシー溜まりの車線分開いていましたのですり抜ける必要なんてひとつもありませんでしたが、言いたい放題でした。
10分ほど経って救急車と警察が相次いで到着し、僕はそのまま頭を動かさないようスクープ経由で担架に乗せられて救急車へ。バックパックに入っていた免許証を警察官に渡し、診察が終わった後に警察に来るように、と連絡先をもらい病院へ向かいました。
救急搬送先の大久保の整形外科では、右手の挫傷をなぜか乾燥療法で、右腕と額の傷は浸潤療法で処置して、前の搬送者が終わった後にまずはレントゲン。
頭、首、肩のレントゲンを撮りましたが異常なし。
ここで妻が駆けつけて妻の願いで改めて頭と首のCTスキャンを撮影しましたが、異常はなし。
痛み止めにロキソニンを処方されて病院は終了。
そこからは加害者の車で新宿警察署へ。
さっそく事情聴取です。
当然のことながら被害者側の調書には
「当方には過失は全くない」こと、
「加害者の後方確認が遅れたこと」
「加害者の合図が遅れたこと」
が事故の原因であると供述し、加害者の刑罰については警察、検察にお任せする旨供述し、それで終了。
再び加害者のタクシーに乗って自宅まで自転車をトランクに乗せて帰ってきました。
自転車はジャックナイフとミラーにぶつかり地面に激突した衝撃で、一目しただけで、
右STIレバー、ハンドルの破損、バーテープの破れ、フロントフォークはどうやら繊維が剥離したように見えます。
コラムの動きが凄くシブいので、おそらくヘッドパーツが逝っているかコラムが逝っているか。
つまり、全損です。
だって、ヘルメットはこうですからね。
シェルはひしゃげて、一部は割れて、インナーとの間には剥離ができています。つまり中のポリスチレン部分がそれだけ凹んだということ。
右手のグローブは2cmほどの穴が空き、ステムデザインのお気に入りのバイクポロシャツはかぎ裂きが出来ました。バックパックも
全て合わせると物損の被害額は40万円を超過しました。
なによりも自転車のことが心配で、遅い時間だというのにしずおかサイクルに電話したら、古屋店長がすぐに取りに来てくれました。
そして相手との物損に関するやりとりは古屋店長がやってくれるというありがたい提案を喜んで受諾して自転車を託しました。
会社に電話したら所属長はまだいたのでまずは第一報を報告。
後日いろいろありましたが、それはまた別の話。
ちなみにここまでタクシーの運転手及びタクシー会社からぼくへの直接的な謝罪は一切ありませんでした。
事故翌日(10/9)
朝、どれだけ待っても連絡がないので妻がしびれを切らして、相手の渉外担当者に連絡したところ、医療費については保険会社から連絡させるということで近所の整形外科へ足を運び、頚椎捻挫、前額部挫傷、左肩挫傷、右前腕挫傷、左肩捻挫、右手挫傷の診断を下していただきました。
いい加減な処置を全て浸潤法でやり直してもらい、昨日放置されていたので自分で処置した左肩も改めてやってもらい、湿布を処方してもらいました。
湿布は皮膚が弱いのでやはりかぶれてしまいました。
かぶれない消炎剤は昔陸上部時代に使っていたモビラートで、その後継薬のモービリンなのですが、なくなってしまったそうで、とりあえず今後どうしたものか悩みどころです。
帰ってきたら相手方の損保会社から連絡があり、医者への同意書等を持って説明に伺いたいということなので翌日の午前中を指定。
事故3日目(10/10)
約束の10時30分ちょっと前に担当者が来訪。
同意書や治療時の交通費等の請求書等を置いていき、以下の話をしました。
- 物損の程度については調査会社が入って損害額を査定する。回答は後日。
- 全損となった場合も減価償却がある。
- 免責額30万円あり、30万円はタクシー会社が支払うことになり、この場合タクシー会社が即金で払わない場合がある。
- 過失割合については加害者側は一般的な10:90で考えている。
僕からは、
ことをお伝えしました。
基本的には95%以上でなければ示談には応じたくないという希望も伝えました。
そしてこの夕方にやっとタクシー会社の渉外担当者から僕宛に電話が入り、初めてお詫びの言葉がありました。
ぼくは、加害者からお詫びの言葉を頂いたのは今が初めてである旨、対応としてあまりに不誠実ではないか、ということ、事故後の運転士の言動や事故の経緯をはなしました。
相手はコチラのはなしに理解を示し、当然ながらタクシー側の損傷についてはこちらに請求しない(これって0:100で合意ってことじゃない?)、過失割合については物損額が明らかになってから保険会社と相談したいということでした。
事故4日目(10/11)
病院へ行き、経過を観察。
物損については動きなし。
こんな塩梅です。
今後動きがあったら報告します。